水が入った田んぼの中に。

少し前の話。

田んぼに水が張られた頃です。

田植えがちらほら始まってました。

まだ着いたばっかりの苗が等間隔に並んでます。

風がなくて、水面が鏡みたいになってました。

田んぼの向こうの景色がそのまま映り込んで、境界線がはっきりしてても、

どちらが本当の世界か、わからなくなるほど。

地上を自転車が走ると、水の中にも自転車が走り、

地上でおばちゃんたちが井戸端会議をしていると、水の中のおばちゃんたちも井戸端会議。

家も、電柱も、雲も、すぐそばに咲いてる花も、草も、木も、全く同じに映って、

まるで、田んぼの中にもう一つ世界があるみたい。

その中で生活があるみたい。

同じ世界が2面で繰り広げられる不思議に、、、、

 

助手席から見とれる、いつもの配達でした(笑)