道しるべ。

とある打ち合わせ(?)の時の事です。

「こちらでしばらくお待ち下さい。」

と案内された場所は、四人掛けのテーブル席。

そとに向いて、座ると、日の光がやさしくて、

午後の時間のその時を、ゆっくりと照らします。

ふと見ると、テーブルに一輪挿し。

その花。

17年前の結婚披露パーティで、生花のブーケと髪飾りに使われていた、水色の小さい花。

名前はわかりませんが、大好きな花。

な~んとも言えないやさしい青色です。

その時の、その時間の、そのテーブルに、その花が居てくれた事。

「あなたが選んだこの道はあの時から、ちゃんと繋がっている。」

 

だから間違ってなんかない。

 

じっと動かない、その花はやさしい水色で、

そこにそっと、道しるべのように咲いていました。

どの選択も自信を持とう。

必ずしも前を向いていなくても。

たとえ思い通りにならなくても、

自分の人生、ちゃんと愛していきましょう。

 

とかを考える緊張の時を過ごしたのでした。